日置市 船こぎ祭り

日置市吹上町の船木神社で行われた「船こぎ祭り」は海に出る船の安全や五穀豊穣、家内安全を祈願するものです。
神社の宝殿から出されたのは「くり船」と呼ばれる船の模型、十数隻。
それを、輪になった地域の人たちが「エンヤオーエンヤオー」と声を掛け合いながら大きく揺らし、隣の人に手渡していきます。
この揺らす動きは波に揺れる船の様子を表しているそうです。

船木神社の宝殿にはおよそ60隻の「くり船」が納められていて、最も古いものは天明6年・1786年と記されているそうです。
次々と手渡されていったくり船は、再び宝殿に納められ、ことしの「船こぎ祭り」も無事に終わりました。

撮影は鹿児島市のふるさと特派員・堂福勝さんでした。