種子島 岩穴焚き

岩穴焚きは、南種子町平山で、「広田遺跡語り部の会」が行ったものです。
まず、大きな岩をくりぬいて作られた3畳ほどの広さの穴の中で木を燃やします。しばらくすると岩壁があたたまり、岩穴の中の温度が上がります。最後にゲットウという植物の葉を敷くと昔ながらのサウナ風呂が完成です。

この日は地元の小学生と保護者らが交代で5分ほど穴の中に入り、体験しました。
岩穴焚きは種子島に古くから伝わり、かつては、各地で行われていましたが、今、残っているのはここ南種子町の平山地区だけになりました。

子どもたちは「熱かったけど気持ちよかった」と話すなど、楽しそうにしていました。また、こちらも昔から伝わる、グミの木の葉のお茶を味わいながらお年寄りの話を聞き、昔の島の様子を想像していました。

撮影は、種子島のふるさと特派員、西金男さんでした。