甑島のトシドン 大みそかの夜にやって来るこわーい神様

大みそかの晩、薩摩川内市の甑島にこわーい神様トシドンが降り立ちました。

大みそかの夜に甑島に降り立つ「トシドン」は、「年越しの神様」「しつけの神様」として子どもたちからおそれられています。

下甑町手打のおじいちゃんの家に遊びに来ていた、鹿児島市の広庭陽哉くん(7)と瑞季くん(4)です。鹿児島市内に住んでいる2人のことも、トシドン様はしっかりと見ていました。

(トシドン)「ゲームばっかりしてるんじゃないか?」「ユーチューブばかり見てるようだ」
(子どもたち)「少し見てます」
(トシドン)「トシドン様は上から見てるんだぞ。うそついたらわかるんだぞ」

トシドン様は子どもたちが頑張ったこともみていて、ほめてくれます。

(トシドン)「歌も上手だったな」「足も速いみたいだぞ」

最後にトシドンは、健やかに育つよう大きな餅を贈り、去っていきました。

今年は下甑で7軒の家を訪れたということです。

撮影は、下甑島のふるさと特派員・藏野量夫さんでした。