阿久根で初 カツオの水揚げ

4月2日午前3時、阿久根市の港で本ガツオが水揚げされました。
高知県の2隻の漁船がトカラ列島近海で一本釣りした本ガツオ、およそ5トンが水揚げされ、鹿児島に運ばれてセリにかけられます。

地元の北さつま漁協によりますと、阿久根でのカツオ漁船の水揚げは初めてだということです。

(北さつま漁協・佐潟芳蔵組合長)「北さつま漁協としても初めての取り組みで、今後も続けば」

水揚げされたのがカツオで知られる枕崎市や指宿市山川ではなく、なぜ阿久根市だったのか?

そこには、カツオのエサとなるカタクチイワシの全国的な不漁や、燃料高騰もあり、より漁場に近い場所で効率的に水揚げをする必要があったからだといいます。

(第23佐賀明神丸 明神洋次船長)「エサ場に距離が近いというのもあるので燃料費の節約にもなるし、こっちのほうがいいと思った」

一方、長島町では、不足するエサを求めて三重県のカツオ漁船が訪れていました。エサの不漁、燃料高騰など様々な影響で、北薩の港では普段と違う光景が見られています。

撮影は、阿久根市のふるさと特派員・赤木仁一さんでした。