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明治元年12月7日 東北諸藩の処分発表

きょうは明治元(1868)年12月7日です。新政府は、今年新政府軍と戦った東北諸藩の処分内容を発表しました。

新政府は、きょう会津藩や庄内藩のほか奥羽越列藩同盟の諸藩に対し天皇からの詔勅として処分内容を発表しました。

朝敵とされた会津藩の松平容保・喜徳父子は「死罪とすべきところを許し、一段低い刑とする」とされ、容保は鳥取藩・池田家へ、喜徳は久留米藩・有馬家へ、無期刑に相当する「永預」となりました。
23万石の領地はいったん没収となりました。

ほかの藩は領地を減らす減封の処分などが下され、主なところでは仙台藩は63万石が28万石に、米沢藩は19万石が15万石に、二本松藩と棚倉藩は、10万石が5万石に、長岡藩は7万石が2万石に減らされました。

一方、朝敵とされたものの、新政府軍に負けないまま降伏した庄内藩については、西郷隆盛や黒田清隆が以前から寛大な処置をとっていて、14万石から12万石とわずかな減封となりました。