慶応4年5月11日 長岡朝日山の戦い
越後では、新政府北陸軍と長岡など奥羽越列藩同盟軍が戦闘を続けています。
長岡など奥羽越列藩同盟軍は、きのう長岡城下へつながる三国街道の榎峠で新政府軍を退けました。
きょうは街道脇の要所、朝日山を巡り、激しい戦闘がありました。
列藩同盟の長岡・会津・桑名の藩兵は午後に降り出した雨を機に、一気に朝日山山頂を目指しました。
同じころ、麓にいた新政府軍も朝日山を登りましたが、長岡藩家老・河井継之助率いる列藩同盟側の動きが勝りいち早く山頂を征圧。
陣地を構築して、かつぎ上げた大砲で新政府軍を攻撃しました。新政府軍は、長州の奇兵隊を主体とする精鋭でしたが、激しい砲撃を前に撤退を余儀なくされました。