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慶応4年4月25日 近藤勇 処刑される

きょうは慶応4(1868)年4月25日です。新政府軍に捕らえられていた新撰組の局長・近藤勇が処刑されました。

新撰組の局長、近藤勇は、先月、甲陽鎮撫隊を率い、甲州勝沼で東山道軍と戦い敗北。その後江戸で大久保大和と名前を変えて、旧幕府兵など200を集め会津へ向かっていましたが、今月はじめ、下総国流山で東山道軍に捕まりました。

大久保大和として押し通そうとしましたが、東山道軍に近藤の顔を知る者がいて正体が発覚。近藤は、江戸の板橋に身柄を移され取り調べを受けていましたが甲州の戦いで新政府に刃向かったなどとして、きょう、板橋の刑場で、斬首されました。35歳でした。
「命を捨て義を取るのは私が尊ぶところだ。こころよく刀を受け、死をもって徳川家の恩に報いる」と辞世の漢詩を残しています。

土佐や長州などには、京都で尊王派の志士を取り締まった新撰組に恨みを持っている者も多く、近藤の首は京都でさらされる予定だということです。