慶応4年3月26日 天皇 海軍を観閲
きょうは慶応4(1868)年3月26日です。大坂に行幸中の天皇は、薩摩藩など諸藩の艦隊からなる海軍を観閲しました。
天皇は、現在大坂に行幸していて、滞在中は、新政府の権威を高めるため、陸海軍の観兵式が行われます。きょうは陸上から天保山沖の艦隊を観閲しました。
艦隊は、薩摩など諸藩の艦艇6隻で、旗艦は佐賀藩の蒸気船電流丸が務めました。
一方、東北では、会津の前藩主・松平容保の側近手代木直右衛門らが仙台藩・米沢藩の使節と会談しました。
仙台にはすでに新政府の奥羽鎮撫総督が軍を率い上陸していて、仙台藩に会津討伐を迫るなどしています。
会津藩は、仙台・米沢両藩の使者と新政府軍との戦闘を避ける方策がないか話し合ったと見られます。