慶応4年3月1日 イギリス公使 攘夷派の襲撃受ける
きょうは慶応4(1868)年3月1日です。京都できのう(旧暦2月30日)、イギリス公使パークスが攘夷派の刺客の襲撃を受けました。
新政府によりますと、きのう午後、イギリス公使パークスが天皇に謁見するため知恩院から御所へ向かう途中、2人組の賊に刀で襲われました。
随行していた薩摩藩の中井弘と、土佐藩の後藤象二郎が反撃し、賊の1人を斬り、残る1人も捕らえられ、襲撃は失敗に終わりました。
パークスにけがはありませんでした。
襲撃犯は、外国を打ち払う攘夷派の志士でした。きのう夕方、外国事務局の伊達宗城をはじめ新政府関係者がパークスのもとに駆けつけ見舞ったところ、パークスは日本の護衛に感謝したということです。