慶応4年2月26日 西郷隆盛 各隊長駿府に集める
きょうは慶応4(1868)年2月26日です。東海道先鋒軍を指揮する西郷隆盛はきのう、各隊長を駿府に集めました。
新政府軍の先発部隊として東海道を江戸に向かう西郷は、駿府に入り、各隊長に、「徳川慶喜の首をあげる」と決意を述べました。
西郷は、今後の進軍に備え、配下の桐野利秋ら3人を相州小田原まで派遣し、偵察に当らせています。
さらに、新政府はきょう、東北諸藩の征圧に向かう奥羽鎮撫総督に左大臣・九条道孝を任命しました。実務は、実戦経験豊富な薩摩・長州の藩士が務めます。
いっぽう、東北の庄内藩はきのう、使者を新政府に派遣しました。庄内藩は、新政府から徳川慶喜と会津藩を討つ追討軍への参加を要求されていましたが、拒否したということです。