慶応4年2月14日 西郷 東海道を東進
きょうは慶応4(1868)年2月14日です。慶喜討伐に向け、独断で兵を率いて京都を出た薩摩藩の西郷隆盛は、東海道を東に進んでいます。
一刻も早い慶喜討伐を主張する西郷は、おととい、独断で兵を率い京都を出発しています。西郷は東海道を江戸に向かっていて、きょう、名古屋を通過しました。西郷は、鳥羽・伏見の戦いでもひそかに京都を脱け出して前線で戦い、勝利しましたが、藩主の島津忠義に叱られています。
今回の出兵も独断でしたが、新政府はこれを追認し、西郷を東征大総督府の下参謀に任命しました。
慶喜討伐に向かう東征軍の総指揮官は有栖川宮熾仁親王で、参謀は公家が務めますが、実務は西郷が担うことになります。東征軍の本隊は、あす編成を完結し出発する予定です。