• 幕末維新ニュース
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慶応4年1月26日 西郷・英国サトウと会談

西郷隆盛とイギリス書記官アーネスト・サトウは京都で内々に会談しました。

イギリスの書記官アーネスト・サトウは、きょう、公使パークスの内命で京都の西郷隆盛を訪ね、外国関係の問題について内々に討議しています。

議題のひとつは、今月11日、備前岡山藩とフランス水兵の小競り合いがイギリス・フランス・アメリカとの銃撃戦に発展した神戸事件です。
死者はでませんでしたが、外交問題に発展し、外国事務取調掛参与の東久世通禧らが関係国と交渉を行っています。

サトウはイギリスの主張として、岡山藩の関係者に厳罰を下すよう西郷に求めました。
また、各国公使を天皇に拝謁させる時期も話し合われ、サトウは、15歳の天皇がもう少し年齢を重ねてからが良いと意見を述べました。
ところで、西郷は鳥羽・伏見の戦いで負傷した薩摩藩兵の治療のため、イギリス人医師ウィリアム・ウィリスの入京を朝廷に求めていましたが、
きのうまでに許可され、ウィリスは相国寺で薩摩藩の医師らと治療にあたっているということです。