明治元(1868)年11月9日 新政府が榎本軍対応検討
新政府は、蝦夷の榎本軍への対応を検討しています。五稜郭を占拠した榎本武揚ら旧幕府軍について、東京の新政府幹部は対応策を検討しています。
前将軍の徳川慶喜を蝦夷へ向かわせ、説得に当たらせる案も検討されたということですが、実行される可能性は低いとみられます。新政府は、旧幕臣の勝海舟や大久保一翁にも榎本軍への対処について意見を求める方針です。
勝は「放っておけば軍費に困って降伏するだろう」として、榎本軍への武力行使には否定的だということです。