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慶応4年8月6日 西郷 鹿児島港を出航

きょうは慶応4(1868)年8月6日です。奥羽越列藩同盟との戦いに向かうため西郷隆盛が、鹿児島港を出航しました。

薩摩藩から北陸出征軍の総指揮を命じられた西郷隆盛は、下級藩士ら3小隊を率い、藩の船「春日丸」で、鹿児島港を出航しました。

西郷の部隊は越後へ向かい、新政府北陸道軍参謀で薩摩藩士の黒田清隆が率いる部隊と合流し、北越や庄内の早期制圧を目指します。

西郷は、大久保利通ら新政府首脳が考えている奥羽越列藩同盟の制圧という目的は理解していますが、「戦の実務は黒田に任せたい」と周囲に漏らしているということです。

西郷は、新政府から求められ参与や東征軍参謀を務めていますが、亡き主君・島津斉彬が目指した国政の改革は、新政府の樹立という形で実現し、自らの使命は果たしたという気持ちがあるようです。