慶応4年7月18日 列藩同盟 外国からの傭兵検討
きょうは慶応4(1868)年7月18日です。奥羽越列藩同盟側は、戦力不足を補うため、外国からの傭兵を検討しています。
きょう、新政府に朝敵とされている会津藩と、奥羽越列藩同盟の米沢藩の藩士数人が、プロイセン出身の商人、エドワルド・スネルを訪問しました。
エドワルドは兄のヘンリーとともに、東北・北越の諸藩を回り軍事相談に乗ったり、西洋式の武器の輸入を行ったりしています。
ヘンリーは、奥羽越列藩同盟に対し、ベトナムのサイゴンから3000人の傭兵を連れてくることを提案していました。
長引く戦闘で兵力が不足しつつある同盟軍では、兵の増強が課題です。
エドワルドと会った会津と米沢の藩士は、傭兵の渡航経費などを質問したということですが、同盟側が実際に傭兵を迎える可能性は低いとみられています。
一方、薩摩の国許では、薩摩藩砲術師範の青山家に対し東北・北越へ向かう兵の引率が命じられました。
青山家の門下には、小銃五番隊をひきいる野津鎮雄などがいます。