慶応4年6月6日 北越 新政府軍に船で補給
きょうは慶応4(1868)年6月6日です。北越方面では、新政府軍と奥羽越列藩同盟の戦闘が続いていますが、きょう、新政府軍の輸送船が越後の港に到着しました。
越後の長岡藩では、新政府軍と奥羽越列藩同盟軍が戦闘状態にあります。
先月19日、新政府軍は長岡城に奇襲をかけ占拠しましたが、列藩同盟側は奪還を狙っています。
城を守る側になった新政府軍は、物資不足に陥っていましたが、薩摩と長州の軍艦が越後周辺の制海権を握りました。
関係者によりますと、けさ、越後の直江津港に、筑前藩の蒸気船が補給物資を積んで到着し、ミニエー銃の弾薬80万、大砲4門のほか、梅干、漬物、草履などが山のように届いたということです。
新政府軍にとっては救いの神となった一方、長岡城の奪還を目指す列藩同盟軍にとっては、逆風となります。