慶応4年5月25日 島津忠義 江戸に向け準備
京都では薩摩藩主・島津忠義が今月末に予定されている江戸出発に向けて準備を進めています。
東日本では、新政府軍と旧幕府側が交戦状態にあります。朝廷は、島津忠義に対し、江戸へ下って東征大総督の有栖川宮を補佐し、東日本の平定を急ぐよう命じています。
これを受け忠義は、きょう、京都にいる薩摩藩兵を閲兵しました。一方薩摩の国許では、関東や東北で戦死した兵の遺族に対し、藩庁から葬式料が授けられました。
関東・東北戦線での薩摩藩の戦死者は100人近くに上っています。