九州旅客鉄道株式会社 執行役員 鹿児島支社長 海老原 毅さん
九州旅客鉄道株式会社
執行役員 鹿児島支社長 海老原 毅さん
「燃ゆる感動かごしま国体・大会」のロゴをはじめ、色々なところに桜島をモチーフとしたものがあしらわれていることに、鹿児島の皆さまと桜島とのつながりの深さを感じています。
薩摩半島、大隅半島を囲む鹿児島の恵みの海を眺められる岬巡りを始めました。力強い地形や植生に圧倒されています。季節や時間帯の変化も楽しみたいです。
簡単な略歴を教えてください
■経歴
- 宮崎県出身、1995年JR九州に入社以来、キャリアの2/3は九州各地の鉄道高架化事業の施設計画や事業スキーム策定を、1/3は土木設備の保守マネジメント、降雨災害や地震災害の対応や復旧計画やスキーム策定を担当。
■趣味
- なかなか行けませんが、キャンプ場で焼酎を片手に焚き火を眺めるのが至福の時です。
御社の商品、サービスの一番人気、おススメは?
【スマートEX】キップをスキップ!SUGOCA等をお持ちであれば年会費等は不要で、1年先までの指定席の予約が可能。窓口にも券売機にも並ぶことなく、新幹線自動改札機にSUGOCAをタッチするだけでご乗車可能。スマホでの予約変更もOK。
【はやっ便プラス】鹿児島中央駅から博多駅まで、新幹線輸送+駅から半径10km圏内までの集荷、配送をプラスした「九州新幹線荷物輸送サービス」がスタート。
お仕事を通じて、鹿児島の経済をどのように見ていますか?
JR九州の各駅での取扱収入(売上)では博多駅に続いて2番目、乗車人員でも3番目と、通勤通学でのご利用に加え新幹線をお使いいただいての移動需要も旺盛な地域です。昨年秋ごろを境にお客さまの動きが回復しつつあるところですが、若干力強さを欠いています。今後の他地域との「関係人口」獲得競争を勝ち抜くためにも、交通機関を使い倒していただくことで、更なる発展につなげていけると感じています。
『鹿児島に期待すること、鹿児島で頑張りたいこと』を教えてください。
ポストコロナでの観光のお客さまの獲得競争は激しさを増しています。
このような中で「燃ゆる感動かごしま国体・大会」が制限のない形で開催されることは、食や観光に対して目の肥えたアスリート、関係者や観客の皆さんに、鹿児島の魅力を直接体験していただき、リピーターになっていただける絶好の機会です。
加えて鹿児島の皆さまには、鹿児島の発展に役立つ新たな知見や刺激を外のエリアで体験し獲得していただけるよう、新幹線を使ってアクセスできる地域の情報を発信してまいります。
『鹿児島の成長の可能性』を教えてください。
人に会いに出かけることや旅行への渇望を改めて認識したこの3年間だったと思います。ポストコロナでは、鹿児島の素敵な人々、そして食、焼酎、自然・歴史遺産等、どれもが一流の鹿児島の良さが、より受け手に刺さる時代になるはずです。皆さまと一緒に鹿児島を売り込んでいきたいと思っております。