運動会のハプニングがきっかけ
おいしそうなケーキ。でもただのケーキではないんです。
先月、鹿児島市の原良小学校で行われた運動会。1年生の山之口和奏さんは初めての運動会でデカパンリレーに出場しました。しかし、途中で転倒。諦めることなく最後までゴールしたもののしょんぼりとしていた和奏さん。
およそ1週間後。全校朝会で1年生のクラス代表としてスピーチをする機会が回ってきました。
「わたしはデカパンリレーでころんでしまってみぎてをけがしました。でもおともだちとちからをあわせてゴールできました。さいごまであきらめずにがんばることができてよかったです」
(母・祥子さん)「デカパンも転んでクラスのお友達にも迷惑をかけてしょんぼりしていたが、この発表で違う形で先生が自信をつけさせてくれたのかなと思います」
そして、スピーチを終えたその日、小学6年生のお兄ちゃん悠大君がお小遣いで買ってきてくれたのがこのケーキです。
(母・祥子さん)「いつもケンカばっかりなので毎日仲良くできればなと思うところもあるが、そういう日に息子が妹のことを思ってケーキを買ってきてくれたのは彼の優しさかなと思いました」
この日食べたケーキは家族にとって特別な味となりました。