野生動物 貴重な姿が各地から
鹿児島県内各地から野生の動物たちの貴重な映像が届いています。
昼間の住宅街を歩く生き物。
先日、鹿児島市唐湊で撮影されました。タヌキのようにも見えますが、とがった鼻が特徴のイタチの仲間・アナグマです。
「目が合ってびっくりした」とのコメントととも投稿されました。
市街地での目撃も多いものの、アナグマは夜行性。昼間の街を歩く姿は貴重な映像です。
霧島市溝辺町で撮影されたのはキツネです。
ペンネーム・「れとろん」さんが野鳥撮影に出かけた帰りに偶然、見付けました。
キツネはすぐに姿を消したものの、野鳥撮影用にカメラの電源を入れっぱなしだったため、撮影に成功しました。
「れとろん」さんは「初めて見て驚いた。これから鳥だけでなくいろんな動物にも目を向けていきたい」と話していました。
一方、下甑島で撮影されたのは、旅鳥のヤツガシラです。
ユーラシア大陸やアフリカなどに広く生息し、日本にまで渡ってくる数は決して多くはないものの、ふるさと特派員・蔵野量夫さんによりますと、甑島には例年、春先に飛来するそうです。
生息地にはヨーロッパのウクライナも含まれるため、今年は特別な思いで待っていたという蔵野さん。その姿を見られてほっとしたそうです。