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“男だけ”の最後の体育祭 春から共学の鹿児島商業高校で「来年は黄色い声援に期待」

来年度から男女共学となる鹿児島商業高校で、男子校としては最後の体育祭が開かれました。

(選手宣誓)「男子校で行われる最後の体育祭として、活気のある応援や躍動感のある動きで、記憶に残る体育祭を実施することを誓います」

すっきりと晴れた青空のもと、集まった男子400人。鹿児島商業高校は来年度から男女共学になることから、7日が男子校として最後の体育祭でした。

スローガンは「有終完美~finish boys 最後の闘い~」。

まずは、学校伝統の応援歌「チンチンチャイナマイ」に合わせた演舞です。詳しいルーツや歌詞の意味は不明で、1930年ごろから歌われていた謎の歌です。

(同窓会会長)「例年以上に気合が入っていた。声も大きかった。(来年は)女子生徒も一緒にやってほしい」

(レポーター)「体育祭の中でも特に得点の大きい綱引き。生徒たちにも熱が入ります」

学年ごとに色別で競った綱引きは大きな声が。ほかにも、20キロの重りを抱えて走る「剛力無双」や、逆立ちでどれだけ進めるか「倒立競争」などで競いました。

(3年生)「リレーとか1位になったり、綱引きで勝ったときは盛り上がる。男子校では最後なので、みんなで盛り上がれるのが楽しい」

(2年生)「他の学校とは違う盛り上がりが最高に楽しい」
(2年生)「(男子だけだと)恥ずかしさがない」

7日は来月、かごしま国体に県代表として出場する部活動の生徒らも紹介されました。

(鹿児島商業高校 堀之内尚郎校長)「全力で爽やかにやってくれた。来年は体育科が新設されるので、競技力の高い生徒が入ってくると思う。女子生徒も楽しめるメニューを考えていきたい」

(3年生)「黄色い声援があるのは違う。元気が出る」
(2年生)「(来年は)○○くん頑張って!と言われてキラキラしたい」

来年は女子と一緒の体育祭。伝統の中に、新たな風が吹きそうです。