「大谷グローブ商店街を行く」学校から地元店に出張展示 大谷翔平選手からのプレゼントに大人も興奮
大リーグ・ドジャースの大谷翔平選手が、去年から今年にかけて全国の小学校にグローブを贈り、話題になりました。
子どもたちがグローブを使う機会が減る春休み期間中、鹿児島県の志布志市では、飲食店や施設などへ貸し出す、出張展示が行われています。
「はいチーズ」「良いチャンスに巡り合えた。よかった」
(記者)「こちらのガソリンスタンドに飾られているのは、あの大谷翔平選手のグローブ。店の人もうれしそうです」
(店員)「軽い。客にグローブがあるよと紹介したら喜ばれた」
3日、志布志市有明町伊﨑田のガソリンスタンドに飾られたグローブ。1月上旬、大谷翔平選手から地元の伊﨑田小学校に贈られたものです。
(大山昭二校長)「(届いたときは)子どもたちは大変興奮して、グローブに触れた、使えたことに喜んでいた」
子どもたちが使うとき以外は校長室の前に飾ってありますが、喜んだのは子どもたちだけはありません。
(大山昭二校長)「学校に出入りする業者が見つけて、大谷グローブだと。どうぞ触ってくださいと声をかけたら、とても喜んでくれた。大人も喜んでもらえるということで、大谷グローブから出かけて行ったら良いのかなと」
そこで始動したのが、「大谷グローブ伊﨑田商店街を行く」プロジェクト。子どもたちがグローブを使わない春休み期間を利用して、校区を走る県道63号沿いを中心に、飲食店や施設など20か所で1日ずつ回し、貸し出します。
初日は、45年続く菓子店です。
(お菓子の大園 大園玲一さん)「やっぱりかっこいい。テンション上がる。お客さんもニュースで見るだけで、見たり触ったりする機会はないので、こういう機会があって良かった」
(客)「初めて見た。夢が詰まったグローブ」「(はめてみて)ばっちり。(大谷選手が)大好きなのでラッキー」
ピーク時には700人を超えていた伊﨑田小の全校児童は、今年度は65人。学校に届いた大谷グローブは、子どもだけでなく地域住民の話題になっています。
(お菓子の大園 大園玲一さん)「人が減って自分たちが子どものころよりにぎわいが減っていると感じる。今話題の旬のものなので、地域の活性化にも良いなと思った」
こちらの飲食店でも。
「これ、大谷さんのグローブ」
「そうなんだ。(写真を撮りながら)良い企画だね」
(客)「ニュースでしか見たことがないからありがたい。自分も小さいときはソフトボールをしていたので良い記念になった」
グローブを貸し出すことになった伊﨑田小の子どもたちは…
「小学生だけに配られたから、大人たちも見たいと思ったから良いと思った」
「校長先生が良い人だと思った」
大谷グローブを中心に、大人も子どもも一緒に笑顔になる、伊﨑田地域の春休みです。
(大山昭二校長)「子どもたちが喜んで提供してくれたグローブを地域の活性化に繋げていきたい」
(小学生)「大谷選手ありがとう、みんなも見に来てね」
伊﨑田地区でのグローブの出張展示は今月4日までで、地域の旅を終え、学校に戻ります。