62年間ありがとう、さようなら 園児が地域に感謝のパレード 屋久島の保育園が閉園

屋久島で、62年続いた保育園が30日で閉園します。園児たちが28日、地域の人たちへの感謝を込めてパレードしました。

閉園パレードをしたのは、屋久島町の栗生集落にある白百合保育園の園児たちです。

1962年にできた白百合保育園は、ピーク時にはおよそ80人が通っていましたがここ数年は20人以下に減り、30日で閉園します。

28日は園児たちが地元の栗生と中間集落を手作りの旗を振りながら笑顔で練り歩き、沿道に集まった地域住民が保育園との別れを惜しんでいました。

(栗生集落の住民)「800人巣立っている。一つの集落が全部卒園したみたいなもの。さみしくてしょうがない」

(白百合保育園 田嶋順子園長)「みんなに支えられて、見守られて、感謝の気持ちでいっぱい」

保育園の建物は今後、高齢者の憩いの場として活用されるということです。