2030年の人手不足「鹿児島は6.7万人」シンクタンクが推計

今、様々な業種で課題となっている人手不足についてです。
「鹿児島では2030年に、働き手が6万7000人不足する」との推計を、民間シンクタンクが示しました。

(九州経済調査協会調査研究部 片山礼二郎部長)
「求人を出しても充足しないまま求人がたまっている」

鹿児島市で14日、人手不足をテーマに企業の経営者らが参加して開かれたセミナー。

民間シンクタンク「九州経済調査協会」が人手不足の現状を示し、県内では2030年、6万7000人の働き手が不足するという推計を紹介しました。

九州では福岡県の11万6000人に次いで多く、人口10万人以上の自治体でみると、鹿児島市で2万800人、霧島市で4100人、鹿屋市で3400人が不足すると推計しています。
特に医療や福祉関係の人手が足りなくなる恐れがあるということです。

(九州経済調査協会調査研究部 片山礼二郎部長)
「地域に愛着をもたらすのは地元の人たちとのかかわり。地元自治体が多文化共生の施策をどれだけ展開するか」

九州経済調査協会ではこうした人手不足を克服するため、AIやロボットを活用した省力化や、外国人を受け入れ、定着させる取り組みが必要と強調しました。