公立中学校で卒業式 笑顔で仲間に別れ 金峰学園では初の卒業式も 鹿児島

鹿児島県内の公立中学校では12日、卒業式が開かれ、3年間を共に過ごした仲間や恩師に笑顔で別れを告げました。

鹿児島市の城西中学校では、卒業生247人とその保護者らが出席し、卒業式がありました。式では一人ずつ卒業証書を受け取ったあと、卒業生代表が思い出の詰まった3年間を振り返りました。

(卒業生代表・小田彩愛さん)「卒業したくないと思える充実した学校生活が送れたのは、みんなのおかげ。本当にありがとう」

式のあと、校庭でクラスごとに記念の写真を撮ったり、恩師に感謝の気持ちを伝えたりするなど、別れを惜しんでいました。

(卒業生)
「体育大会で応援団をしたので最高だった」

「(姉妹で)一番やんちゃで、卒業できてよかった。めっちゃ充実していたと思う」

「弁当を用意してもらって感謝の気持ちでいっぱい」「(父親)人とのつながりを大切にして、自分の好きなことを見つけて、大きく成長していってほしい」

去年4月に開校した南さつま市の義務教育学校「金峰学園」では、初めての卒業式が開かれました。

「第1号!おめでとう!」

卒業したのは、中学2年生まで金峰中学校に通い、この1年間は金峰学園9年生として学んできた50人です。

卒業生代表が学校生活を振り返ると、同級生たちの目には涙も。そして、感謝の気持ちを込めて大きな声で合唱しました。

式のあと卒業生は、青空のもと、在校生が両手をつないで作った花道で見送られました。

(卒業生)
「(Q.第1号はどう?)とてもうれしい。勉強とかコミュニケーション能力(を高める)など頑張りたい」

「みんなの力があったおかげで全部乗り越えることができた。最高の思い出になった」