目標は純国産で商品化 徳之島・伊仙町でコーヒーチェリー収穫祭
徳之島の伊仙町で、コーヒーの実を収穫するイベントが開催されました。
徳之島の伊仙町では、飲料メーカー大手の味の素AGFの支援を受けながら、島の新たな特産品としてコーヒーを栽培し、商品化することを目指しています。
先月23日、島内の親子連れらおよそ80人が参加して、コーヒーノキから実を収穫したり、焙煎体験したりするイベントが開催されました。
参加者らは、味の素AGFの実証農場のおよそ530本のコーヒーノキから、黄色や赤く色づいた実をひとつひとつ収穫していました。
(伊仙町 大久保明町長)
「国産コーヒーはものすごく価値があるので、純国産コーヒーを日本人の多くの方が飲める時代が来ると思う」
(味の素AGF 竹内秀樹社長)
「このコーヒーが徳之島の名産として、6次産業として生きていく、育っていくことが我々の願いです」
伊仙町では、生産者と味の素AGFなどが提携し、島の新たな産業を目指し、2017年に「徳之島コーヒー生産支援プロジェクト」を始動。現在、およそ30人の生産者がおよそ1万本のコーヒーノキを育てています。
味の素AGFによりますと、早ければ、今年10月にも、島で収穫したコーヒーを使ったドリップパックタイプの「徳之島コーヒー」が商品化する可能性があり、島内で販売する予定です。