佳子さまも練習を見学された「高山流鏑馬」4年ぶり有観客開催

およそ900年続くとされる伝統の高山流鏑馬が22日、鹿児島県の肝付町で行われました。

22日、肝付町の高山地区に集まったたくさんの人たち。目的は、高山流鏑馬です。新型コロナの影響で今年、4年ぶりに観客が見守るなか行われました。

今年の射手を務めたのは、高山中学校2年の中村考晴さんです。およそ1か月にわたり練習してきました。

(中村考晴さん)「家でも親に動画を撮ってもらって、修正点を見つけたり」

五穀豊穣や悪疫退散などを祈願し、射手が走る馬にまたがって、およそ330メートルの馬場を3回駆け抜けながら、3つの的をめがけ、合計9本の矢を放ちます。

いよいよ、1走目。

Q.考晴さんは緊張してました?
(父・洋史さん)「うん、顔は大丈夫です。やってくれるでしょう」

(中村考晴さん)「1走目はすごく緊張したが、目標の白羽の矢を当てることができて」

2走目からは緊張も解けたと、次々と、的に矢を的中させます。9本中8本の的中が「末広がりで最も縁起が良い」とされるため、最後の1本は…。

見事8本的中させ、大成功で終えました。

(涙する母・美奈子さん)「8本当てると言っていたので、それが叶って本人も自信がついのではないか。自分の息子だけど、すごく頼もしく見えた」

(観客)「練習も大変だったと思うが、成功して感動した」「すごくかっこよかった」

(観客)「すごいと思った、弟もこんななれるのかな?」「なれないと思います」

(中村考晴さん)「射手に立候補してよかった」

今月16日には、鹿児島を訪れていた秋篠宮家の次女・佳子さまが、練習の様子を見学されましたが。

(中村考晴さん)「その時も緊張したが、その時よりも人が多かったので緊張した」「たくさんの方々が僕の姿を見てくれたのでうれしかった」