キビナゴの漬け丼が400円台で 鹿児島大・水産学部食堂で甑島の地魚三昧
鹿児島の地魚に親しんでもらおうと、鹿児島大学水産学部の食堂で、薩摩川内市の甑島でとれた魚を使ったメニューの提供が始まりました。
2日から提供が始まったのは、キビナゴの漬け丼や唐揚げ、南蛮漬け、漁師汁の4種類のメニューです。
水産物の消費が落ち込む中で地元の魚の魅力を知ってもらおうと、水産学部の水産経営学研究室と甑島の漁業者などが企画し、今回で3回目です。
一番人気は、甑島が県内最多の水揚げ量を誇るキビナゴをふんだんにのせた「きびなご醤油漬け丼」です。
(記者)「器の中がキラキラしています。甘めの醤油が程よく染みていて、出汁にもキビナゴのうまみが出ています。漬けてあるので、とろっとした柔らかい食感がまたおいしい」
漁師汁に入っているのは、アサリや白身魚のウミゴイ・通称オジサン。甑島ではポピュラーな魚ですが、流通量が少ないため、食堂メニューで使われるのは初めてです。
(記者)「ウミゴイ、初めて食べます」「身が柔らかくふっくらとしていて、口の中ですぐにほどけます。味は癖がなくて、淡い甘みのあるおいしいお魚です」
県外出身者も多いという学生たちも、鹿児島の地魚の味を楽しんでいました。
(2年生 大阪出身)「(Q.甑島行ったことある?)ない。こういうところで手軽に食べられたら、みんなもっとキビナゴを好きになれると思う」
(3年生 県外出身)「いろいろな魚種に触れたり、おいしさを発見できるのでうれしい」
(近所に住む小学3年生)「キビナゴがおいしかった」
地魚を使ったメニューは、鹿児島大学水産学部の食堂で今月13日まで提供されます。学生以外も利用できます。