鹿児島南が男女で連覇! 九州高校総体フェンシング(2023年7月3日放送)

かごしま国体開幕まで100日を切りました。国体での活躍が期待されるのが、鹿児島南高校フェンシング部の選手たちです。この土日、宮崎で行われたインターハイの前哨戦、九州高校総体に出場し、学校対抗で男女とも連覇を果たしました。


宮崎で開かれた九州高校総体・フェンシング競技には、各県の予選を勝ち抜いた個人・団体およそ120人が参加。

先に5勝した方が勝利となる男子学校対抗の決勝は、3連覇がかかる鹿児島南と長崎工業の対戦になりました。
去年のインターハイは3位。悲願の全国優勝へ試合内容にもこだわりたい南でしたが、相手エースに苦しみ接戦となります。

敗戦後の6試合目に登場したのは、3年生の南郷。嫌な流れを切る勝利でチームに流れを引き戻すと、最後は前日の個人戦で優勝した3年生のキャプテン鎌田。相手エースとの接戦を制し、5対2で大会3連覇。インターハイに弾みを付けました。

(南郷伊吹選手)「(仲間が)絶対勝ってくれると信頼があったので、自分はしっかりつなぐことを考えて試合に臨んだ。今回の試合をこれからにつなげて、インターハイでも優勝したい」

(鎌田晃成キャプテン)「残り1か月、練習から集中してプレーすることを意識して、インターハイで優勝できる確率を上げて北海道に行けるよう、がんばりたい」

一方、7連覇がかかる女子は、1年生が主体のチームで大分の別府翔青と対戦。試合は、7人目まで終わって4対3の接戦に。

8人目は、個人種目でのインターハイ出場を逃し悔しい思いをした萱島。大柄な3年生相手に粘り強く戦い、勝負の行方は延長戦に。見事5ポイント目を奪い白星。
鹿児島南が5対3で優勝し、7連覇を達成しました。

(萱島朝香選手)「7連覇のプレッシャーが掛かった試合だったが、達成できて嬉しい。インターハイに向けて、これからもっとチームメイトとコミュニケーションを取って、チームワークを良くして優勝を目指して頑張りたい」

インターハイフェンシング競技は、来月2日から北海道の室蘭市で行われます。