クラスター発生要因「県外客が持ち込んだ可能性高い」

鹿児島市のショーパブで発生したクラスター=感染者の集団について、市は23日「県外客から持ち込まれた可能性が高い」との認識を示しました。
鹿児島市のショーパブで発生したクラスターでは、これまでに県内の116人が感染し、そのうち77人が鹿児島市民です。

鹿児島市は23日、この77人についての報告を行い若年層の割合が高く、半数が無症状で重症者はなし。97パーセント以上の確率で接触者などを追跡できているとしました。また、店の客は6割が県内、4割が県外客で、クラスター発生前、県内では新規感染者が出ていなかったことなどから、市は「感染した県外客がウイルスを持ち込み店の従業員にうつした可能性が高い」としました。

感染拡大の要因としてはマスク着用が十分でなく、スタッフが着替えなどを行う楽屋が極めて密な空間だった。普段は換気をしていたが多くの客が入店し感染したとされる先月27日など雨天時には、窓やドアを閉め切っていたことなどをあげています。

市では、このクラスター関連の新規感染者が13日以降出ていないことから「クラスターは収束した」としたうえで、ショーパブやそのほかの店舗に対し、マスクやフェイスシールドの着用、換気の徹底、客の連絡先を把握するよう呼びかけています。