1人1万円の宿泊券など盛り込む 補正予算案発表 鹿児島県

新型コロナウイルスの影響で打撃を受けている鹿児島県内の宿泊など観光業への支援策として、県は22日、1人1万円の宿泊券を県民に支給する事業など、リーマンショック以降最大規模の補正予算案を発表しました。

(三反園知事)「感染拡大防止を徹底的にするとともに、経済活動再開へ向けての進み具合の力を段階的に強めていきたい」

県が発表した6月補正予算案の追加額は、51億2900万円です。宿泊業を支援する事業では6億9100万円を計上し、6月20日以降、県内の宿泊施設で利用できる1人1万円の利用券を4万人限定で、希望する県民に支給するほか、宿泊した1組につき3000円のタクシー券も支給します。

また、7月20日以降、県内の飲食店で利用できる1000円分のプレミアムが付いた5000円の商品券を4000円で販売する事業に8億1500万円。
このほか、需要が減少している県産の和牛肉やブリ、カンパチを県内の小中学校の給食に提供する事業に13億5100万円が計上されました。

リーマンショック以降、最大規模となる6月補正予算案は来月1日に開会する定例県議会に提案されます。