インターハイ 史上初の中止

新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、ことし夏、開催予定だった全国高校総合体育大会・インターハイが中止されることが決まりました。インターハイの中止は史上初です。

インターハイの中止は、全国高等学校体育連盟(全国高体連)が26日のウェブ会議による臨時理事会で決定したものです。それぞれの競技の全国高校選手権を統合して1963年から始まったインターハイの中止は史上初めてです。全国高体連は、競技のほか移動や宿泊による感染リスクを考え、生徒らの安全を最優先に判断したとしています。

ことし夏のインターハイは北関東を中心に、東北から九州のあわせて21府県で分散開催される予定でした。しかし、新型コロナウイルスの感染拡大により、これまでに部活動が大幅に制限され、インターハイ予選を含む地域レベルの高校大会が相次いで中止となる中、全国高体連は当初予定していた来月25日の理事会から前倒しして、インターハイの開催の可否を判断することにし、26日の臨時理事会で中止を決定したものです。

インターハイは、部活動の集大成の場として30競技の高校日本一を決める大会で、同じく夏に東海地方で予定される全国中学校体育大会も中止される方針です。