プール熱 鹿児島県内全域に流行発生警報 インフルも4週連続増加 川薩・出水で警報級
感染症の流行が拡大しています。「プール熱」の流行発生警報が県内全域に出されました。インフルエンザの感染者は4週連続で増加しています。
鹿児島県は、子どもを中心に広がる咽頭結膜熱「プール熱」の今月12日までの1週間の定点当たりの感染者が3.08人と、警報の基準である3人を上回ったことから、2019年以来4年ぶりに県内全域に流行発生警報を出しました。
県内では10月から感染者が増えていて、こまめな手洗いや、うがいを呼びかけています。
また、インフルエンザの定点あたりの感染者数は前の週より0.91人多い18.48人で、4週連続で増加しました。保健所別では、川薩35.86人、出水32.00人と、2か所で警報レベルの30人超となっているほか、鹿児島市、徳之島、指宿、志布志、姶良、鹿屋、西之表の7か所で注意報レベルの10人超となっています。
インフルエンザの影響で、鹿児島市の幼稚園1か所が休園し、学年閉鎖が10校、学級閉鎖が6校となっています。
なお、新型コロナは定点あたり1.75人で、9週連続で減少しました。