新型コロナ 感染者は4割減も死者は増加 第7波を上回る

鹿児島県の新型コロナの1週間ごとの感染者数を見ると、今月初旬までは増加傾向でしたが、直近の3週間は減っていて、29日までの1週間は6266人と、前の週から4割減り、6週ぶりに1万人を下回りました。

ところが1週間ごとの死者の数を見てみると、29日までの1週間は54人で、再び前の週より増加しました。

感染者数の減少が顕著になる一方で、死者は多い状況が続いています。死者の数は今月は205人となっていて、第7波のピークだった去年8月の192人を上回り、過去最多になっています。

県や鹿児島市は、全ての死者の年代は公表していませんが、重症化リスクの高い高齢者などへの感染が多いことも要因と見られていて、県はインフルエンザとの同時流行による医療ひっ迫も懸念される中で、基本的な感染症対策を徹底するよう呼びかけています。