コロナ・インフル同時流行 発熱したらどうすればいい?

新型コロナとインフルエンザが同時流行する中で、熱などの症状が出た場合はどうすればいいのか、対応をまとめました。

対応は65歳以上の高齢者や基礎疾患がある人、妊婦や幼児などの「重症化リスクが高い人」と12歳から64歳で基礎疾患がない「重症化リスクが低い人」で分かれます。

【重症化リスクが高い人】
症状が出たら、速やかに発熱外来やかかりつけ医などに相談・受診します。発熱外来は県のホームページに掲載されています。
そしてインフルエンザと新型コロナの検査を受け、それぞれ検査結果に応じて治療などを受けていくことになります。

【重症化リスクが低い人】
発熱などの症状があった場合、まず抗原検査キットによる自己検査などの新型コロナの検査を行います。陽性だった場合は「コロナ・フォローアップセンター鹿児島」に登録し、自宅療養の治療に入ります。希望する場合は宿泊療養や生活支援物資の支給を受けることもできます。

コロナ検査で陰性だった場合は、かかりつけ医などに相談し、インフルエンザ検査を受け、陽性なら治療を受け、陰性なら原因に応じた対応を受けることになります。

「重症化リスクが低い人」であっても、症状が重い場合は医療機関を受診できます。

県があげるインフルエンザの予防法はワクチン接種で、仮に発症した場合でも重症化防止に有効としています。また、外出後の手洗いや適度な湿度の保持、十分な休養とバランスの取れた栄養摂取、人混みなどへの外出を控えることも予防法にあげています。

なお、インフルエンザに感染した場合の外出を控える期間については、個人差はあるものの、一般に発症日前日から3〜7日間は鼻やのどからウイルスを排出すると言われるため、この期間は外出を控える必要があるとしています。