新型コロナ 鹿児島市が“中心地”に 30・40代も増加

新型コロナの感染者は今月中旬になって特に鹿児島市で増えていて、16日・17日は連続で過去最多を更新しました。感染者の半数を20代以下が占めていますが、30代、40代の割合も高くなっています。

県内の17日までの1週間の感染者は4488人で、前の週をわずかに下回ったものの、1月や2月を上回る状況が続いています。一方で、傾向に変化も。

鹿児島市の割合は、今月1日から9日までは47.9%で、鹿児島市以外の市町村の方が多数を占めていましたが、10日以降は逆転して56.9%にまで上昇。16日は412人、17日は442人と2日連続で最多を更新しました。

鹿児島市での感染拡大が顕著となった10日以降の感染者を年代別で見ると、20代以下が過半数を占めていますが、30代が16%、40代も14.1%と20代(14.1%)並みの高い状況となっています。

県内の病床使用率も徐々に上がってきていて、16日は40.5%で、先月14日以来、33日ぶりに40%台になりました。さらに感染者が増えれば病床ひっ迫のおそれもあるため、県は基本的な感染症対策の徹底を呼びかけています。