新型コロナ 鹿児島県内469人 2月死者の9割が70代以上で基礎疾患

鹿児島県内では2日、新型コロナウイルスの感染者が新たに469人確認され、3人の死亡が発表されました。また2月の死者38人の詳細も発表され、全員に基礎疾患がありました。

2日の新規感染者469人の内訳は、県発表分が258人、鹿児島市発表分が211人です。先週の水曜日より60人少なく2日ぶりに前の週の同じ曜日を下回りました。また、新たに3人の死亡も発表されました。

県は先月9日から28日の間に死亡が発表された38人について、およそ9割が70代以上の高齢者で全員に基礎疾患があったと発表し、自宅待機中に亡くなった人も2人いたと明らかにしました。

年代別では、40代が1人、60代が3人、70代が7人、80代が16人、90歳以上が11人で70代以上が89%を占めています。
38人全員に基礎疾患があり、このうち16人の死因は、新型コロナが直接の原因で、22人は基礎疾患の悪化や別の疾患によるものでした。

ワクチンについては、38人のうち10人が1度も接種しておらず、23人は2回接種済み、3人が3回接種済みでした。

県はデータからも高齢者や基礎疾患がある人のリスクは高いとしたうえで「希望する人は早めにワクチン接種をしてほしい」としています。