感染者急増 専門家「成人式では大人数の飲み会は避けて」

急拡大をみせる新型コロナウイルス。そんな中、8日からの3連休では、各地で成人式が行われます。感染症の専門家は、成人式自体は問題ないとする一方、夜の大人数での飲み会は「避けたほうがいい」と警鐘を鳴らします。

(鹿児島大学大学院 西順一郎教授)「今の段階で若い人を中心に広がっているので、これ以上、宴会などで多数の人に広げないような、そういう機会をなるべく少なくすること」

感染症が専門の鹿児島大学大学院の西順一郎教授は、今は感染対策を徹底し、第6波の波を低くすることが求められているとして、成人式についても、夜の大人数での懇親会は控えるべきと話します。

(西教授)「成人式など、外で行ったり、広い式場で行うマスクをつけて行うものは大丈夫ですので、していただいてい構わないが、その後の夜の飲み会などに、マスクなしでの会食などに、たくさんの人で行くというのは今、避けた方がいい」

このように話し、成人式の式典自体については、開催しても問題ないという見解を示しました。

一方、県内でも感染者が出始めたオミクロン株については、ワクチン接種の影響で症状が軽かったり、無症状だったりするケースも多く、無自覚なまま感染を広める可能性もあるとして、体調の変化を見逃さないことが大切だと指摘します。

(西教授)「最初の症状はほとんどこれまでと変わらない。発熱もない場合もあるし、喉の痛みや咳あとだるさ。2回接種ワクチンしてますので多少この症状が軽くなっている方が多いのも言えると思う。ちょっとでも体調が悪いなと思ったら、オミクロン株の可能性というのも考えて経過を見ていただきたい。人にうつさないような配慮が必要」