新型コロナ 警戒基準レベル1に引き上げ 鹿児島

鹿児島県内では20日、新型コロナウイルスの新たな感染者の発表が2日ぶりにありませんでした。しかし、県内では先週から感染者の確認が相次いでいて、県は警戒基準を先月25日の運用開始以来、初めて「0」から「1」に引き上げました。

20日、県内では18日以来、2日ぶりに感染者の発表がありませんでした。累計は9112人のままです。県内では19日時点で8人が医療機関に入院、1人が自宅待機していて、中等症や重症者はいません。

ただ、県内では先週以降、感染者の確認が相次いでいます。与論町では19日、新たに6人の感染が発表されました。
島では医療体制や物資に限界があり、これから人の往来が増える年末年始を控えることから、町は独自の警戒レベルを上から2番目に高い3に引き上げ、町内の屋内運動場などの施設を閉鎖するなど、警戒を強めています。

なお、県内で人口10万人あたりの感染者数が0.56人と「0.4人以上」を上回りました。
このため、県は20日、先月25日の運用開始以来、初めて警戒基準をレベル0の「新規感染者ゼロ」からレベル1の「維持すべき」に引き上げ、基本的な感染防止対策の徹底などを呼びかけています。