新型コロナ 先月21日以来 鹿児島で新たに2人感染 年末年始の注意点

鹿児島県内では16日、新型コロナウイルスの感染者が新たに2人発表されました。感染者の発表は、先月21日以来です。感染症の専門家は、移動や会食の増える年末年始を迎えるにあたって、改めて警戒するよう呼びかけます。

新たに確認されたのは、知名町の20代と30代の女性2人で、いずれも軽症で、医療機関に入院中です。感染経路は調査中です。県内での感染者の発表は先月21日以来です。県内の累計感染者は9105人です。

県内で25日ぶりに感染が確認されたことについて、感染症の専門家は、感染拡大のリスクは引き続きあると指摘します。

(鹿児島大学大学院 西順一郎教授)「離島などは特に都市部からの持ち込みが起こるし、東京や大阪、福岡などで感染者が確認されているので(感染者が)少ないといっても、突然(感染が)ひろがるリスクは鹿児島県でも引き続きある」

そして、県境を越える移動や会食の機会が増える年末年始を迎えるにあたって、改めて感染症対策の重要性を強調します。

(鹿児島大学大学院 西順一郎教授)「忘年会や宴会など大人数で狭いところに集まるのは、非常に感染リスクが高いので避けて頂きたい。帰省する1、2週間前は感染リスクの高い行動を控えて頂いて、それから帰省することを家族で確認することが大事。
マスクの着用、換気、部屋の空気の入れ替えを十分やるということ、大人数で集まらないことが大事」