鹿児島県内ワクチン接種 若い世代ほど低調

鹿児島県議会で新型コロナのワクチン接種が若い世代ほど進んでいないことが報告されました。

これは県議会の代表質問で、県が明らかにしたものです。7月以降の新規感染者を年齢別にみると20歳未満がおよそ2割、20歳から59歳がおよそ6割と若い世代の感染者が増えています。

一方、県内の世代別のワクチン接種率は、今月13日時点で1回目接種が65歳以上で9割を超えているのに対し、10代で21.6%、20歳から39歳までで43.5%。


2回目が65歳以上で9割を超えているのに対し、10代で9.1%、20歳から39歳までで25.5%にとどまり、若い世代ほど接種が進んでいないことが明らかになりました。

県は「高齢者から予約が進められたため、若い世代の接種率が低くなっている。接種が進むよう取り組む」としています。

(塩田知事)「若い人でも重症化することや後遺症が残ることがある。若い人にも正しい情報に基づき希望する人は早めにワクチンを接種を」

このほか、今月10日に鹿児島市に開所した医療機関と宿泊療養施設の「中間治療施設」について、今月15日時点で利用者が17人いることも報告されました。