下鶴市長 自宅待機者「必要に応じ医師が診療」
鹿児島市の下鶴市長は30日の定例会見で、30日から自宅待機中の感染者に対し、在宅医療の専門医が診療すると明らかにしました。
県内の新型コロナ感染者のうち自宅待機は、28日時点で1018人です。そのうちおよそ600人が鹿児島市内で自宅待機中で、保健所が電話での健康観察を続けています。
下鶴市長は30日の定例会見で、自宅待機者で症状が悪化するなど保健所が必要と判断した場合、30日から、在宅医療を専門とする医師が電話やテレビ電話などのオンラインで診療すると明らかにしました。
必要に応じて訪問診療も行います。薬の処方や、入院が必要かどうかなどを判断するほか、介護などの支援が必要な場合は、依頼する手続きもとります。このほか、市では買い物などの生活支援を訪問看護師が行うことも検討しています。
また、30日の会見では、ワクチン接種を希望する妊婦が優先して接種できるよう、産婦人科の病院にワクチンを追加配分する方針も示されました。開始時期は医師会などと調整中としています。
そのほか、急なキャンセルなどで余ったワクチンの有効活用のため、市のホームページや公式LINEを通じて、キャンセル待ちの接種希望者を、来月上旬から募集することも明らかにしました。