どうする?自宅待機者の買い物

新型コロナ感染拡大で、療養施設などに入れない鹿児島県内の自宅待機者は24日時点で1216人にのぼっています。外出ができない自宅待機者は、食事や身の回りの生活物資をどう確保すればよいのか。県内の宅配状況や買い物代行サービスを行っているNPOの動きをまとめました。

全国で飲食店の料理などのデリバリーサービスを展開している出前館は、コロナの感染拡大による需要の高まりで、鹿児島での登録店舗、注文数ともには急激に増えているということです。

新型コロナの感染拡大で、医療機関などで療養できず、自宅での待機を余儀なくされている県内の自宅待機者は、24日時点で1216人と、5日連続で1000人を超えています。

出前館は、自宅待機中の人へもデリバリーを行っており、玄関先に商品を置いて受け渡しする「置き配」を活用すれば、対面を避けた上で、商品を受け取れます。

このほか、県内の多くのスーパーが電話やインターネットでの注文を受け付けており、「置き配」の対応も行っています。一部のスーパーでは、外出自粛などの影響で注文が殺到しており、自宅待機者の注文に対応できるかどうかは、各店舗に問い合わせてほしいとしています。

一方、食材の配達を行っているヨシケイ鹿児島は、自宅待機者への配達を行っていますが、事前の登録などが必要です。そして、新たな動きも。

ひきこもりや不登校の支援、食事に困った人を支援する活動をしてきたNPO法人ルネスかごしまでは、ワクチンの副反応などで体調を崩した人や自宅待機者への買い物代行を始める予定です。

(NPO法人ルネスかごしま 谷川勝彦理事長)「どこにも頼めない方もいると思う。そういう方のところに要請があれば食べ者、飲み物、鎮痛剤や解熱剤を届ける活動を」

ルネスかごしまでは、県本土と種子島・屋久島、奄美大島で、買い物に困っている人に代わり、スーパーなどで買い物をし、自宅まで届ける買い物代行を商品代のみで請け負うということです。
NPO法人ルネスかごしまの問い合わせ先は、090-9106-9402です。