薩摩川内市 甑島除く30校 9月5日まで休校

新型コロナの感染拡大を受け、鹿児島県薩摩川内市では25日、甑島を除く市内の小・中学校など30校を、夏休み明けから5日間、臨時休校することが決まりました。全国で2学期の開始を遅らせる動きはあるものの、県内では初めてです。

薩摩川内市では25日午後、市内の小・中学校の校長37人らが参加して、オンラインでの臨時校長会開かれました。この中で、市内では今月、これまでの累計感染者の7割近くにあたる121人の感染が確認されていて、それまではゼロだった10歳未満の感染者が7人出ていることや、子どもの自宅待機も増えていることが報告されました。

そして、市教育委員会は、甑島の7校を除く小・中・義務教育学校30校、児童・生徒およそ7700人を、夏休み明けの9月1日から5日までの5日間一斉に休校とすることを決めました。

市教委や市は今後、共働き世帯などを念頭に、休校中の子どもたちの受け入れなどを児童クラブに求める方針です。9月6日以降の2学期開始については、状況を見極めながら判断するとしています。