まん延防止等重点措置 鹿児島県も今月20日から

全国的に新型コロナの感染者増加に歯止めがかけられない中、政府は17日、鹿児島県など10県に対し、罰則付きの行動制限が実施できる「まん延防止等重点措置」を追加適用する方針です。午後6時半から、東京で開かれている国の対策本部の会合で正式に決定します。

まん延防止等重点措置に追加されるのは、鹿児島県のほかに宮城、山梨、富山、岐阜、三重、岡山、広島、香川、愛媛の9県で、期間は今月20日から来月12日です。今回の追加で、まん延防止等重点措置の適用地域は16道県に拡大します。

まん延防止等重点措置は、緊急事態宣言に準じるもので、知事は、市町村単位で罰則を伴う飲食店などへの営業時間短縮や、酒類提供の停止などの行動制限を要請・命令ができます。また、1000平方メートルを超える大型商業施設では、入場制限などを求めることも可能になります。

これまで県は、政府にまん延防止等重点措置の適用要請はしていませんが、「国からの連絡を受けて、対象の市町村や措置の内容を決める」としており、鹿児島市を対象地域にすることを検討しているということです。

なお、政府は、緊急事態宣言の対象地域についても新たに茨城、栃木、群馬、静岡、京都、兵庫、福岡の7府県を加えることにしており、これで、緊急事態宣言の対象は13都府県に拡大します。