新型コロナの影響 公共施設の休館相次ぐ
鹿児島県独自の「緊急事態宣言」の発表に伴い、多くの公共施設が休館や利用制限などの対応をとっています。子どもたちの夏休みならではの影響も出ています。
県は今月14日から31日までの県有施設の原則休館を発表。県立博物館やフラワーパークかごしまなどが休館となり、黎明館では常設展示以外は中止、県体育館や県立サッカー・ラグビー場などのスポーツ施設は新規の予約受付を中止しています。
一方、鹿児島市も平川動物公園、かごしま水族館、維新ふるさと館、市立科学館、かごしま近代文学館・メルヘン館など多くの施設の閉鎖を決めました。県立図書館と鹿児島市立図書館は、平日の閉館時間を通常より1時間早め、午後8時までとします。
県立博物館の本館は外壁の補修工事のためにもともと休館していて、夏休みの自由研究を抱えた子どもたちのために別館に標本などを展示していましたが、こちらも休館に。
また、子どもたちが採取した標本の名前調べを手伝う恒例の「名付け教室」も今月28日と29日にかごしま県民交流センターで予定していましたが、中止となりました。個別の相談については開館日に電話で対応することにしています。
一方、鹿児島市の子育て支援施設「りぼんかん」も、子どもを遊ばせたり親子同士で交流するために平日にはおよそ200人、休日にはおよそ400人が利用していますが、休館を決めました。
ただ、りぼんかんでは、生後2か月から未就学児の一時預かりは必要に応じて、電話での相談は随時受け付けているということです。
夏休みで利用者も多い時期に決まった公共施設の休館。今月31日までの予定ですが、今後の感染状況次第では変わる可能性もあります。