鹿児島県 コロナ警戒基準「ステージ4」へ 独自の緊急事態宣言も

鹿児島県は13日、新型コロナ感染が爆発的に増え、医療体制も危機的な状況として警戒基準を「ステージ3」から、最も高い「4」に引き上げました。あわせて、県独自の「緊急事態宣言」を発表し、県民に不要不急の外出自粛などを呼びかけました。

(塩田知事会見)「ステージ4に引き上げ、8月31日まであらたに県独自の『緊急事態宣言』を発令いたします」

県内では13日、159人の感染が発表され、3日連続で過去最多を更新。知事は「感染爆発の状況」との認識を示しました。

また、警戒基準の指標のうち病床使用率など4項目が最高のステージ4の水準となっていて、県は病床を425床から458床に増やしたものの、「極めて厳しい状況」としています。

こうした中、県は警戒基準をステージ3から、ステージ4の「爆発的拡大」に初めて引き上げ、あわせて、県独自の「緊急事態宣言」を発表しました。

期間は13日から今月31日までで、県民に不要不急の外出自粛、県外との不要不急の往来の中止・延期などを求めています。

また、鹿児島市と種子島に出されている飲食店への営業時間短縮要請が、新たに霧島市、徳之島3町にも出されました。

なお、国への「まん延防止等重点措置」の要請も検討されていましたが、知事は「感染状況と対策を見極める」とし、現時点で要請しない考えを示しました。