米盛病院クラスター ワクチン接種後に3人感染
鹿児島市医師会は、これまでに確認された新型コロナ感染者のうち3人が、ワクチンを2回接種した後の感染だったと明らかにしました。市医師会は「感染力の強いデルタ型が主流になっている」としたうえで、「ワクチンは感染や発症のリスクを下げる」として接種を呼びかけています。
これは、米盛病院での感染状況を調査した鹿児島市医師会が明らかにしたものです。
市医師会によりますと、鹿児島市の米盛病院では先月25日、新型コロナウイルスの感染者集団=クラスターが発生し患者16人、職員ら5人のあわせて21人が感染しました。
全員、インドで確認されたデルタ型の変異ウイルスで、このうち職員2人と入院患者1人のあわせて3人は、2回目のワクチン接種後、一定の期間が経った後に感染する「ブレークスルー感染」だったということです。
鹿児島市医師会は「感染力の強いデルタ型が主流になっている」とした上で、「ワクチンには、感染や発症のリスクを下げる効果があるため接種してほしい。また接種後も感染対策を徹底してほしい」と呼びかけています。