鹿児島市 64歳以下や基礎疾患ある人などに接種券を発送

鹿児島市は6月30日から8月上旬にかけて、64歳以下の人に新型コロナワクチンの接種券を送る計画で、30日は60歳から64歳の人などへ発送されました。

鹿児島市は30日、60歳から64歳までのおよそ3万8800人分と、基礎疾患がある人や高齢者施設の従事者などおよそ2万3200人分の接種券を発送しました。発送された接種券は来月3日ごろまでに対象者に届く予定で、受け取り次第、予約ができます。

鹿児島市ではこのほか、55歳から59歳は7月19日、40歳から54歳は7月26日、12歳から39歳は8月2日に接種券を発送します。

このうち50歳から59歳は接種券が届き次第、予約できますが、12歳から49歳は8月に入ってから順次、予約できるようになります。

ただ国は、全国の自治体へのワクチン供給量を7月は現在の半分に減らす方針で、鹿児島市への供給量も7月下旬は39箱・4万5630回分と、現在より4割ほど減る見通しです。

このため鹿児島市は、鴨池の集団接種会場と個別接種を行うおよそ300の医療機関に対し、7月の接種枠を減らすよう協力を求めていますが、すでに確定している予約が無効になることはないとしています。

(鹿児島市感染症対策課 土屋幹雄課長)「現在予約が入っている人は接種を確保する。(接種枠を)どれだけ減らすかは各医療機関の事情があるので、できる範囲でお願いしている」

鹿児島市では、8月以降の接種枠については、国が今後示す供給量を見た上で検討したいとしています。