「職場接種」全国で本格化 鹿児島県内でも準備進む
企業や大学による新型コロナのワクチン接種「職場接種」が、全国では21日から本格的に始まりました。鹿児島県内でもこれまでに25の企業・大学が申請をして準備を進めています。
東京・霞が関で国家公務員の職場接種を受けたワクチン接種担当の河野大臣。「通勤や通学先で打つのが便利な方は、積極的にこの枠組みを使ってほしい」と呼びかけました。
1000人以上の職場で実施できる職場接種については、県内でこれまでに新日本科学や鹿児島銀行など25の企業や大学が申請し、そのうち17団体が承認されています。
そのひとつ、山形屋は22日から、県内のグループ会社20社の従業員らおよそ4300人のうち、希望するおよそ2400人を対象に職場接種を始め、2回目の接種の翌日は「ワクチン休暇」を設ける方針です。
また、塩田知事は19日に開かれた全国知事会のウェブ会議で、1000人未満でも職場接種ができるよう求めています。
一方、政府の発表では、県内の医療従事者およそ7万5000人のうち今月18日時点で7万3299人が2回目の接種を終えていて、進捗率は97.7%となりました。県内の高齢者およそ51万人の47.7%にあたる24万3088人が20日時点で1回目を終えています。